☆エリスの備忘録

個人的に読み返すための備忘録。一応公開用。

🔷辞書 20

エクリチュール【écriture】
文字。筆跡。書くこと。書き方。文章以外の映画・演劇・音楽などの表現法、書法の意味にも用いる。

ルリユール【reliure】
《「ルリュール」とも》
製本。装丁。特に、職人が手作業でつくる、工芸品としての装丁やその技術のこと。

グリニッジ標準時
標準時の一。英国のグリニッジを通る本初子午線を基準とし、世界時に採用されている。GMTGreenwich Mean Time)。GT(Greenwich Time)。

カッサンドラ【Kassandrā】
ギリシャ神話で、トロイアの王女。
アポロンに愛されて予言能力を与えられたが、求愛を拒んだため、その予言をだれも信じないようにされた。カサンドラ

ブラフマン【(梵)Brahman
インドの正統バラモン教思想における最高の理法。宇宙の統一原理。万有の根本原理。梵 (ぼん) 。→アートマン

アートマン【(梵)ātman】
《我 (が) と訳す》
インド哲学用語。もとは呼吸の意味。
次いで自我・霊魂を意味するようになった。のちにウパニシャッド哲学では、宇宙原理ブラフマン(梵 )と同一視された。

ウパニシャッド【(梵)Upaniṣad】
古代インドの宗教哲学書。ベーダ文献の最後の部分なので、ベーダーンタ(ベーダの終わり)ともいう。宇宙と人生を支配するブラフマン(梵)とアートマン(我)の一致を説き、輪廻と業の思想を主張、インド哲学の源流となった。「優婆尼沙土」とも書く。

ねはん【涅槃】
《(梵)nirvāṇaの音写。吹き消すことの意》
煩悩の火を消して、智慧の完成した悟りの境地。
一切の悩みや束縛から脱した、円満・安楽の境地。
仏教で理想とする、仏の悟りを得た境地。
釈迦の死。「涅槃会 (ねはんえ) 」の略。

オブセッション【obsession】
魔物や恐怖観念などに取り憑かれていること。
妄想。固定観念。強迫観念。

バビロン【Babylon】
バグダッドの南、ユーフラテス河畔にあった古代都市。前25世紀ごろ建設され、アッカド・ウル・バビロニアなどの首都となり、古代メソポタミア文明の中心として栄えた。前3世紀ごろ衰退して消滅。

ラスタファリアニズム【Rastafarianism】
かつてのエチオピア皇帝ハイレ=セラシエ(本名Ras Tafari)を神として信仰し、アフリカ回帰を唱えるジャマイカの黒人による宗教・政治運動。この運動の信奉者をラスタという。ラスタファリ運動。

トロイカ【(ロシア)troyka】
ロシア民謡。3頭立ての馬車。あるいは馬そり。

ストイシズム【stoicism】
ストア学派の学説。ストア主義。
ストア学派風の克己禁欲主義・厳粛主義。

オーソリティー【authority】
権威。威信。
専門の道に通じて実力をもつ人。大家。権威者。

コンセンサス【consensus】
意見の一致。合意。

クレタリー【secretary】
秘書。書記。

キュレーション【curation】
美術館・博物館などの展示企画。
情報などを特定のテーマに沿って集めること。
→キュレーションサービス

キュレーター【curator】
《「キュレイター」とも》
博物館・美術館などの、展覧会の企画・構成・運営などをつかさどる専門職。また、一般に、管理責任者。

カルキュレーター【calculator】
《「カリキュレーター」とも》
計算器。電卓。

アナロジー【analogy】
類似。類推。類比。

ハビタブルゾーン【habitable zone】
宇宙における、生命の生存に適した領域。恒星の周囲をまわる惑星の表面において、水が液体で存在する温度になる領域を指す。
太陽系の場合、地球の公転軌道程度の距離に相当する。広義には、水だけではなくメタンや二酸化炭素が液体で存在する領域も含まれる。
また、生命の存在だけでなく、進化にも適した領域をゴルディロックスゾーンという。生命居住可能領域。

アドバンテージ【advantage】
《有利・優越の意》
テニス・卓球で、ジュースのあと1ポイントをリードすること。バンテージ。

リビジョニズム【revisionism】
日本見直し論。日本が、特に通商問題について他の欧米先進国と異なることを強調し、そのため異なる対応が必要という考え方。

レジュメ【résumé】
《「レジメ」とも》
要約。摘要。研究報告・講演・演説などで、その内容を手みじかにまとめて記したもの。

れっぱく【裂帛】
帛 (きぬ) を引き裂く音。そのように鋭い声。ホトトギスの鳴き声。

ごたいとうち【五体投地
仏教徒が行う最高の敬礼法。両膝・両肘を地に着けて伏し、さらに合掌して頭を地につける。接足作礼。

わざもの【業物】
名工の作った、切れ味のすぐれた刀。名刀。

ひよる【日和る】
日和見をする。一般に、積極的にかかわらないで傍観する。

こうしょう【哄笑】
大口をあけて笑うこと。どっと大声で笑うこと。

こうでい【拘泥】
こだわること。必要以上に気にすること。

げびる【下卑る】
《「下 」に接尾語「びる」の付いたもの。「卑」は当て字》
言動が下品になる。下劣に見える。

あしざま【悪し様】
相手を実際よりも悪く、いかにも悪いものとして扱うさま。

しゅうたんば【愁嘆場】
芝居で、登場人物が嘆き悲しむ所作のある場面。転じて、実生活上の悲劇的な局面にもいう。愁嘆。

さんぶんてき【散文的】
散文のような形式・趣であるさま。
詩情に乏しいさま。無趣味でおもしろみのないさま。

ぼうちゅうかんあり【忙中閑あり】
忙しい中にも、わずかな暇はあるものである。

けんきょうふかい【牽強付会
道理に合わないことを、自分に都合のよいように無理にこじつけること。

かんけい【奸計/姦計】
悪いはかりごと。悪だくみ。

はけぐち【捌け口】
《「はけくち」とも》
水などの流れ出ていく口。
商品などの売れていく先。売れ口。
内からあふれる感情などを発散させる対象や、そのための手段・方法

いしょくどうげん【医食同源
病気を治療するのも日常の食事をするのも、ともに生命を養い健康を保つために欠くことができないもので、源は同じだという考え。
古くから中国にある、体によい食材を日常的に食べて健康を保てば、特に薬など必要としないという薬食同源の考えをもとにした造語といわれる。

ぜんのうかん【全能感】
心理学用語で、「自分が何でもできる」という感覚を意味する語。特に子どもの発達段階において、しばしば見られる現象である。
躁病や自己愛性パーソナリティ障害の構成要素の一つとされることもあり、自身の能力を過大評価してこの感覚を持つことによって、対人関係などに問題が生じる場合もある。万能感とも言う。

トリクルダウン【trickle-down】
《原義は、したたり落ちるの意》
富める者が富めば、貧しい者にも自然に富が浸透する、という考え方。
富裕層や大企業を優遇する政策をとって経済活動を活性化させれば、富が低所得者層に向かって流れ落ち、国民全体の利益になる、とする。レーガンレーガノミクスや鄧小平の先富論などが典型。