☆エリスの備忘録

個人的に読み返すための備忘録。一応公開用。

🔷辞書 19

アイデンティティークライシス【identity crisis】
自己喪失。若者に多くみられる自己同一性の喪失。
「自分は何なのか」「自分にはこの社会で生きていく能力があるのか」という疑問にぶつかり、心理的な危機状況に陥ること。

リジェクト【reject
拒否すること。不合格にすること。

リビエラ【Riviera】
イタリア北西部の地中海に面する海岸。ラ‐スペツィアからフランス国境までをいい、世界的な観光・保養地。広くは、フランスのコートダジュールまで含めていう。

ユリシーズ【Ulysses】
ギリシャ神話の英雄オデュッセウスラテン語名ウリクセス(Ulixes)がルネサンス期にウリッセース(Ulisses)となり、それを英語読みにしたもの。
ジョイスの長編小説。1922年刊。ホメロスの「オデュッセイア」に枠組みを借りて、ダブリン市に住む中年の広告取りブルームの一日を、「意識の流れ」の手法を取り入れ実験的文体を駆使して描いたもの。20世紀文学の記念碑的作品とされる。

【蝸牛(かぎゅう)角上(かくじょう)の争い】
《「荘子」則陽の、かたつむりの左の角にある国と右の角にある国とが争ったという寓話から》
小さな者同士の争い。つまらないことにこだわった争い。蝸角の争い。

しょかん【所感】
事に触れて心に感じた事柄。感想。
仏語。行為が結果としてもたらすもの。

ぼうしゅ【芒種
二十四節気の一。太陽の黄経が75度の時。6月6日ごろ。稲・麦など芒をもつ穀物の種をまく時期とされていた。《季 夏》

ひごろもそう【緋衣草】
サルビアの和名。

ともがら【輩】
同類の者ども。なかま。連中。

ちょうちんきじ【提灯記事
取材や批評の対象である団体・企業・商品或いは個人の意図を汲み取り、持ち上げるために書かれた雑誌・新聞などの記事に対する呼称。
ステルスマーケティングの一形態。 有力な者に媚びへつらう「提灯持ち」という蔑称に由来する。

人間到る処青山あり
世の中は広く、死んで骨を埋める場所ぐらいどこにでもあるのだから、大望を成し遂げるためにならどこにでも行って、大いに活躍するべきであるということ。

サンダーバード」は「雷鳥」の英語名としばしば誤解されるが、実際の雷鳥の英語名は「グラウス」「ターミガン」である。
サンダーバード」 (Thunder bird) は、アメリカ先住民族のスー族に伝わる神話に登場する雷光と雨を起こす巨大なワシに似た空想上の鳥であり、これに由来して命名されたものである。

42・195㌔を走るマラソンの起源は、紀元前のギリシャに遡る。
マラトンの戦いで敵軍を破ったギリシャの勇者は、アテネまで全力で走った。人々に勝利を伝えると力尽き、息を引き取ったという。

ルポルタージュ
取材記者、ジャーナリスト等が、自ら現地に赴いて取材した内容を放送・新聞・雑誌などの各種メディアでニュースとして報告すること。略してルポともいう。現地報告。
事件や社会問題などを題材に、綿密な取材を通して事実を客観的に叙述する文学の一ジャンル。報告文学や記録文学とも呼ばれる。

スコット・フィッツジェラルド
(Francis Scott Key Fitzgerld、1896年 - 1940年)
アメリカの小説家。アーネスト・ヘミングウェイらとともに1920年代の「失われた世代」を代表する作家の一人。代表作に『偉大なるギャッツビー』など。

文学史における失われた世代
【Lost Generation】
1920年代から1930年代に活躍したアメリカ合衆国の小説家を指す語である。 広義では、欧米諸国で20代の時に第一次大戦に遭遇して、従来の価値観に懐疑的になった世代も指す。生年で見ると、1880年代中期から1890年代までに生まれた世代とされる。

エラ・フィッツジェラルド(1918年 - 1996年)
アメリカの女性ジャズ歌手。「ジャズ界のファーストレディ」「ジャズボーカルの女王」と呼ばれた。

ロザリンド
シェイクスピア「お気に召すまま」の主人公の令嬢の名前。

イモージェン
シェイクスピア「シンベリン」の登場人物の名前。

hippopotamus カバ
giraffe キリン
deer 鹿
wild boar 猪

芒:ぼう、もう、のぎ、すすき。
二十四節気の一つ芒種(ぼうしゅ)

メタ発言とは、発言内容が本来なら発言者の関知しえないはずの領域に言及している発言のことである。
本来「メタ」とはギリシア語由来の接頭辞で、「高次の~」「超~」「~を含む」「~についての」などの意味を持つが、「メタ発言」として用いる場合は「メタフィクション発言」の意であることが多い。

イコライザー
一般に総合特性を平坦にするために、周波数特性や位相特性を補償することをイコライジング(等化)といい、その装置をイコライザーと呼ぶ。

ブギーマン
子供たちが往々にして信じている伝説上の、民間伝承における幽霊に類似した怪物。

サフィアーノレザー
牛の型押し革のこと。押し型が複雑で細かいためキズなどにも強い仕上がりで高級ブランドにも使用される。

アガサ・クリスティー
1920年、探偵エルキュール・ポアロが登場する『スタイルズ荘の怪事件』でデビュー。ミス・マープル、トミーとタペンス、クィン氏など名探偵を生み出す。夫の愛人の存在にショックを受け、失踪騒ぎを起こす。一時的な記憶健忘症とみられる。

🔷辞書 18

エビデンス【evidence】
証拠。証言。医学で、臨床結果などの科学的根拠。
その治療法がよいとされる証拠。
エビデンスベーストメディシン。

デウス・エクス・マキナdeus ex machina】
《機械仕掛けの神の意》
古代ギリシャ劇の終幕で、上方から機械仕掛けで舞台に降り、紛糾した事態を円満に収拾する神の役割。
転じて、作為的な大団円。

グラン・ギニョール【Grand-Guignol】
フランス、パリに19世紀末から20世紀半ばまで存在した大衆芝居・見世物小屋のグラン・ギニョール劇場のこと。転じて、「荒唐無稽な」「血なまぐさい」「こけおどしめいた」芝居のことをいう。
フランスの大衆劇で、コメディと恐怖心をそそるドラマとを合わせた一種の恐怖劇。

ヴェリズモ・オペラ【verismo opera
1890年代から20世紀初頭にかけてのイタリア・オペラの新傾向。
同時代のヴェリズモ文学に影響を受け、内容的には市井の人々の日常生活、残酷な暴力などの描写を多用すること、音楽的には声楽技巧を廃した直接的な感情表現に重きを置き、重厚なオーケストレーションを駆使することをその特徴とする。

【道化師】
ルッジェーロ・レオンカヴァッロが作曲、1892年に初演された全2幕からなるオペラ。マスカーニの「カヴァレリア・ルスティカーナ」と並んで、ヴェリズモ・オペラの代表作として名高い。

アパッシュ【Apache
19世紀末から20世紀初頭のパリにおいて、路地裏で強盗などの犯罪に手を染めていた若者の総称。現在では、日本語の「ならず者」や「チンピラ」に近い意味で使われる。

メタモルフォーゼ【(ドイツ)Metamorphose
変容。変身。転生。

トロンプ・ルイユ【(フランス)trompe-l'œil】
《人目を欺く意》
実物と見まがうほど写実的な絵画。その技法。古くは古代ギリシャ絵画にみられ、ルネサンス期では、建築物の壁面に大理石の模様や彫刻作品を描き込むなどの表現も行われた。だまし絵。

アルベド【albedo】
惑星や衛星に入射する太陽光のエネルギーと、反射光のエネルギーとの割合。一般に大気が多いほど大きく、地球は0.30、月は0.07。反射能。
柑橘類の果実の皮にある、白い繊維状の組織。

ロディアード【Hérodiade】
マラルメによる未完の詩の草稿群。1860年代半ばから断続的に書き進められたが、著者のその他の作品群同様、完成には至らなかった。生前に発表されたのは「舞台(Scène)」のみ。

テロメア 【telomere)】
真核生物の染色体の末端部にある構造。染色体末端を保護する役目をもつ。telomere はギリシア語で「末端」を意味する τέλος (telos) と「部分」を意味する μέρος (meros) から作られた語である。
末端小粒(まったんしょうりゅう)とも訳される。

ヌーベルキュイジーヌ 【nouvelle cuisine】
フランス語で「新しい料理」 を意味し、料理や見せ方などの方法・スタイルの一つ。 キュイジーヌ・クラシック(英語版)やオートキュイジーヌと呼ばれる正餐用の料理に比べて、軽く繊細で、印象的な盛りつけ方に特徴がある。

マニピュレーター【manipulator】
離れた所で操作して人間の手と似た動作をさせ、手作業の代行に用いる装置。マジックハンド。

ハイエンド【high-end】
高性能、あるいは最高級であるさま。
パソコンや家電製品などの一連のシリーズの中で最も性能の高い、高価格な製品。→ミドルレンジ →ローエンド

コンバージョン【conversion】
変換。転換。変化。改造。改装。改変。
コンピューターで、異なる機種間でも使用できるように、プログラムやデータの形式を変えること。

コンバーチブル【convertible】
変換できること。
折りたたみ式の幌が付いていてオープンカーにできる自動車。カブリオレ

パッカブル【packable】
小さく折りたためること。

アグリー【agree】
同意すること。承諾すること。

ほろ【幌/母衣】
風雨・日光・ほこりなどを防ぐために車にかけるおおい。
母衣蚊帳 (ほろがや) に用いる布。

しょうじょうるてん【生生流転】
万物が限りなく生まれ変わり死に変わって、いつまでも変化しつづけること。せいせいるてん。

そせいらんぞう【粗製濫造/粗製乱造】
粗悪な品をむやみにつくること。

せいこくをいる【正鵠を射る】
物事の急所を正確につく。正鵠を得る。

こんごうふえ【金剛不壊】
きわめて堅固で、こわれないこと。

かんかんがくがく【侃侃諤諤】
正しいと思うことを堂々と主張するさま。盛んに議論するさま。

こころね【心根】
心の奥底。本当の心。真情。本性。

斜に構える(しゃにかまえる、はすにかまえる)
剣道で、刀を斜めに構える。
身構える。改まった態度をする。
物事に正対しないで、皮肉やからかいなどの態度で臨む。

シンクタンク
政治、経済、科学技術など、幅広い分野にわたる課題や事象を対象とした調査・研究を行い、結果を発表したり解決策を提示したりする研究機関のことです。think tankという言葉通り、頭脳集団などと表現されることもあります。

【シンジケート】
共同販売を行う企業連合。また、その中央機関。
社債や株式の発行を引き受けるために連合した銀行など金融業者団。

たか【多寡】
多いことと少ないこと。

くけい【矩形】
長方形。レクタングル

びじょうふ【美丈夫】
美しくりっぱな男子。

けんのん【剣呑/険難】
《けんなん(剣難)の音変化という》
危険な感じがするさま。不安を覚えるさま。

ていげん【逓減】
数量がしだいにへること。また、しだいにへらすこと。漸減 (ぜんげん) ⇔逓増。

がんい【含意】
表面に現れない意味を含みもつこと。
インプリケーション。
論理学で、任意の命題p・qについて、pが真であれば常にqも真であるとき、pはqを含意するという。

どうびょうあいあわれむ【同病相憐れむ】
《「呉越春秋」闔閭内伝から》
同じ病気、同じ悩みや苦しみをもつ人は互いにいたわりあい、同情しあう。

がかい【瓦解】
一部の瓦のくずれ落ちることが屋根全体に及ぶように、ある一部の乱れ・破れ目が広がって組織全体がこわれること。

あまねく【遍く/普く】
もれなくすべてに及んでいるさま。広く。一般に。

このたび【此の度】
今度。今回。こたび。

【ブラフ】
はったり。威勢。こけおどし。

ふおんとう【不穏当】
さしさわりがあって適当でないこと。
おだやかでないこと。

おんとう【穏当】
おだやかで無理がないこと。
すなおでおとなしいさま。

きざはし【階/段階】
階段。きだはし。

🔷辞書 17

ノブレス・オブリージュnoblesse oblige
直訳すると「高貴さは(義務を)強制する」を意味し、一般的に財産、権力、社会的地位の保持には責任が伴うことを指す。

メディチ家
《Medici》ルネサンス期のフィレンツェの名家。14世紀に東方貿易と金融業で富をなして台頭。
15世紀にはコジモがフィレンツェの事実上の支配者となり、その孫ロレンツォはフィレンツェへの富の集中と文芸の保護に努めた。のち、ローマ教皇やフランス王妃を輩出し、トスカーナ大公となったが、1737年に断絶した。

ブリコラージュ【Bricolage
「寄せ集めて自分で作る」「ものを自分で修繕する」こと。「器用仕事」とも訳される。「繕う」「ごまかす」を意味するフランス語の動詞 "bricoler" に由来する。

ブリコルール【bricoleur】
ブリコラージュする職人。ブリコルールは既にある物を寄せ集めて物を作る人であり、創造性と機智が必要とされる。

ベクトル【(ドイツ)Vektor】
大きさと向きをもつ量。有向線分で表す。→スカラー
ベクトル空間の要素である元 (げん) 。
方向性をもつ力。物事の向かう方向と勢い。

スカラー【scalar】
長さ・面積・質量・温度・時間など、大きさだけで定まる数量。スカラー量。→ベクトル。

アンガジェ【engagé】
積極的に参加すること。政治や社会活動に参加すること。アンガージュ。
アンガージュマン

レトリック【rhetoric】
修辞法。修辞学。レトリケー。
美辞麗句。巧言。

ふていしゅうそ【不定愁訴
特定の病気としてまとめられない漠然としたからだの不調の訴え。頭が重い、疲れやすい、食欲がないなど。

ふてい【不逞】
かって気ままに振る舞うこと。あからさまに不満を表すこと。

えんせいてき【厭世的】
人生に悲観し、生きているのがいやになっているさま。

ぼくねんじん【朴念仁】
無口で愛想がない人。物の道理が分からない人。分からず屋。

とうへんぼく【唐変木
偏屈な人や気の利かない人。
由来は「遣唐使が持ち帰った変な木から」「唐(外国)の変わった木偶人形からといわれる。

ほうほうのてい【這う這うの体】
今にもはい出さんばかりのようす。
ひどく恥をかいたり、さんざんな目にあったりして、あわててその場を逃げ出すようすにいう。

どじん【土人
その土地に土着の人間のこと。 ほぼ英語のnative(ネイティブ)に等しい。 転じて、野蛮、未開の生活形態を残す先住民族を指す。

コンポジション【composition】
構成。組み立て。絵画・写真などの構図。
英語などの作文。作曲。作曲法。

アライアンス【alliance】
日本語に直訳すると「同盟」という意味であるが、カタカナ語として日本のマスメディアで使用される場合、企業同士の提携の意味で用いられる。
また、キリスト教の宣教団体の提携の意味でも使われている(日本アライアンス教団

ぞくご【俗語】
(標準的な言葉に対して)卑俗で、格調の高い文章には使わない方がよいとされる言葉。また、(雅語に対して)世間で普通に使われる言葉。

しょうさ【証左】
事実を明らかにするよりどころとなるもの。証拠。

メソッド【method】
方法、方式のこと。
特定の分野や固有名詞では日本語訳されずカタカナのまま用いられる。 教育や音楽やバレエ、演劇の分野における教授方法。

正常性バイアス【Normalcy bias】
認知バイアスの一種。
社会心理学災害心理学などで使用されている心理学用語で、自分にとって都合の悪い情報を無視したり、過小評価したりしてしまう人の特性のこと。 「正常化の偏見」「恒常性バイアス」とも言う。

フィーカ【Fika】
スウェーデン語の動詞および名詞であり、大まかな意味は、通常甘いものと一緒に「コーヒーを飲む」ことである。より新しい用法では、子供達がコーヒーの代わりにお茶、レモネード、スカッシュ(英語版)を飲むこともフィーカに含まれるようになった。

🔷辞書 16

グレコローマン【Greco-Roman】
《「ギリシャローマ風の」の意》
ヨーロッパの美術様式の一。紀元前1世紀中ごろから4世紀初めごろ、ギリシャの影響を受けてローマ帝国で制作された彫刻・絵画などについていう。

グレコローマンスタイル【Greco-Roman style】
レスリングの競技種目の一。腰から下を攻めることは禁じられ、上半身だけで戦う。グレコローマン

オポジット【opposite】
バレーボールのポジション名称の一つ。スーパーエースオポジットもこなせるユーティリティープレイヤーや女子のオポジットは、ユニバーサルと呼ばれる場合がある。

もがり【殯】
日本の古代に行われていた葬儀儀礼で、死者を本葬するまでのかなり長い期間、棺に遺体を仮安置し別れを惜しみ、死者の霊魂を畏れ、かつ慰め、死者の復活を願いつつも遺体の腐敗・白骨化などの物理的変化を確認することにより、死者の最終的な「死」を確認すること。その棺を安置する場所をも指すことがある。

さしがね【指矩、指金、差し金】
工具の一種。金属製で目盛りがついており、材木などの長さを測るのに使われる。L字型をしており、両方の辺に目盛りがある。

シャロン【Sharon】
イスラエルの地名の1つ。
「乳と蜜が流れる広い良い土地」(出エジプト3章8節)「シャロンは羊の群れの牧場となるように」(イザヤ書65章10節)
シャロンの牧場は、ユダヤ教キリスト教世界における理想郷を意味する。その地に咲く白い可憐な『シャロンの花』(シャロンのバラ)とはムクゲのことであり、旧約聖書では純潔の象徴として扱われている。

ムクゲ木槿】(Hibiscus syriacus)
アオイ科フヨウ属の落葉樹。別名ハチス、もくげ。庭木として広く植栽されるほか、夏の茶花としても欠かせない花である。
中国語では「木槿」(ムーチン)、韓国語では「무궁화」(無窮花;ムグンファ)。英語の慣用名称の rose of Sharon はヘブライ語で書かれた旧約聖書の雅歌にある「シャロンのばら」に相当する英語から取られている 。

カロン【Charon】
ヨーロッパ文明及び、それを引き継いだ北米文明でギリシア神話に由来する、現世と冥界を分ける川の渡し守。

シャロン【שָׁרוֹן】
元来はヘブライ語で「森」を意味する言葉で、上記の肥沃な平原の地名を通じて、人名にも取り入れられた。シャロンは19世紀頃までは男女両方に使われる名前であったが、20世紀にはほぼ女性名となっている。

🔷辞書 15

おうよう【鷹揚】
《鷹が悠然と空を飛ぶように》
小さなことにこだわらずゆったりとしているさま。
おっとりとして上品なさま。

おおよう【大様】
《意味・音の類似から「鷹揚」とも書くが、元来は別語》
落ち着きがあって、小さなことにこせこせしないさま。大まかなさま。大ざっぱ。

かよう【斯様】
このよう。このとおり。

かきゅうてき【可及的】
及ぶかぎり。できるだけ。

【瓜田に履を納れず、李下に冠を正さず】
人などに疑われるような事はするなということ。
古楽府・君子行』「瓜田不納履、李下不正冠」より。
瓜の畑の中で靴を履き直すと、瓜を盗むと疑われる。また、李の木の下で冠を被り直せば、李を盗むと疑われるということから。

おもむろに【徐に】
落ち着いて、ゆっくりと行動するさま。

そらんずる【諳んずる】
《「そらにす」の音変化》
書いたものを見ないでそのとおりに言う。そらで覚える。暗誦する。そらんじる。

たいへい【太平/泰平】
世の中が平和に治まり穏やかなこと。「太平楽」に同じ。

あしげ【葦毛】
馬の毛色の名。栗毛  ・青毛鹿毛 (かげ) の毛色に、年齢につれて白い毛がまじってくるもの。白葦毛・黒葦毛・連銭 (れんぜん) 葦毛などに分ける。

あしげひばり【葦毛雲雀】
馬の毛色の名。白と黄の毛のまじった葦毛。

むなさきさんずん【胸先三寸】
心の中、胸の中のこと。本来は「胸三寸(むねさんずん)」という言い方であり「胸三寸に納める」などと言う風に、考えなどが心の中に秘められているといった文脈で使われる。
胸先三寸は、「胸三寸」と「舌先三寸」が混ざって使われる言い回し。

ぼうよう【茫洋/芒洋】
広々として限りのないさま。広くて見当のつかないさま。

ぼうよう【望洋】
あまりに広々としているために見当のつかないさま。遠くをながめるさま。

マネタイズ【monetize】
無収益のサービスを、収益を生み出すサービスにすること。無料ネットサービスの収益化、無償コンテンツの有料化や広告収入モデルの確立など。
通貨基準を定める、貨幣を鋳造する。

アサイン 【assign】
割り当てること。割り振ること。
仕事を割り当てる、担当にする、要員を確保する、などの意味の表現・業界用語。英語の「assign」に由来。

シンポジウム【symposium】
一つの問題について何人かが異なる面から意見を述べ合い、質疑応答をくりかえす形の討論会。

シンポジウム 【symposium】
研究発表会。討論会。
「いっしょに酒を飲む」という意味からきていることから、古代ギリシャの饗宴に由来するとされる。プラトンの対話編『饗宴』にもその様子が描かれている。

コモンセンス【common sense】
常識。良識。

ガバナンス
統治のこと。『ガバメント』とは対照的な統治として位置づけられる。ガバメントは政府が上の立場から行なう、法的拘束力のある統治システムである。一方、ガバナンスは組織や社会に関与するメンバーが主体的に関与を行なう、意思決定、合意形成のシステムである。

アジェンダ
会議における検討課題、議題、議事日程。(公的機関の)スケジュール、行動計画、日程表。
ラテン語の「agenda」(「行動する」という意味の動詞「agere」の動形容詞「agendus」の中性複数形)に由来する。

インターフェア 【interfere】
英語で「妨害する」「干渉する」「障害になる」の意味。interferenceは名詞形である。

マンクス 【Manx】
イギリスのマン島を発祥とする尻尾の無いネコの品種である。尻尾が無いネコはこのマンクスとキムリックしかなく、マン島で突然変異的に数百年前に発生した無尾ネコの遺伝因子が、島という閉ざされた環境の中で固定され、島特有の固定種として定着したものと考えられている。猫の品種としてはイギリスで1901年にクラブが作られ登録された。

キムリック【Cymric】
カナダ原産でマンクスに長毛種をかけ合わせてできた猫である。マンクスと同じく前肢より後肢の方が長く、ウサギがピョンピョン跳ねるように動くのと、モコモコしたぬいぐるみのような毛が特徴。イギリスのウェールズ地方で愛されている猫のため、キムリック(ウェールズ族の)と命名された。

空手道、空手
琉球王国時代の沖縄で発祥した拳足による打撃技を特徴とする武道、格闘技。

アーミッシュ【Amische】
アメリカ合衆国ペンシルベニア州・中西部などやカナダ・オンタリオ州などに居住するドイツ系移民(ペンシルベニア・ダッチも含まれる)の宗教集団である。移民当時の生活様式を保持し、農耕や牧畜によって自給自足生活をしていることで知られる。

ちゅうぞう【鋳造】(英: casting)
材料(主に鉄・アルミ合金・銅・真鍮などの金属)を融点よりも高い温度で熱して液体にしたあと、型に流し込み、冷やして目的の形状に固める加工方法である。
鋳造に使用する型のことを鋳型(いがた)といい、鋳造でできた製品のことを鋳物(いもの)という。英語で casting といえば、鋳造と鋳物の双方を指す。

キルンキャスト
粘土やワックスで作った原型を耐火石膏等で型取りし、そこへガラスを流し込む。ガラスで言う鋳造技法。

さっしん【刷新】
弊害を除き去って、全く新しいものにすること。

ブランディング【branding】
ブランドに対する共感や信頼など顧客にとっての価値を高めていく企業と組織のマーケティング戦略の1つ。ブランドとして認知されていないものをブランドに育て上げる、あるいはブランド構成要素を強化し、活性・維持管理していくこと。

コモディティ化
経済価値化。マルクス経済の用語。
所定のカテゴリー中の商品において、製造会社や販売会社ごとの機能・品質などの属性と無関係に経済価値を同質化することを指す。

🔷辞書 14

コケティッシュ【coquettish】
あだっぽい、なまめかしい、色っぽい、蠱惑的な。
主に女性に対する形容に使う。

アラカルト【à la carte】
献立表から好みに応じて一品ずつ注文する料理のこと。またそうした食事方法のことも指す。日本語としては一品料理、お好み料理とも言う。
元は et cetera (エトセトラ)というラテン語。etc. という略語の形で英語で使われる。

オベリスクobelisk
古代エジプト(特に新王国時代)期に製作され、神殿などに立てられた記念碑(モニュメント)の一種。
近代および現代においては、エジプトに拠らず欧米の主要都市の中央広場などにも建設され、その地域を象徴する記念碑である。その意味でメンヒルに類似する。

メンヒル【menhir】
ヨーロッパ先史時代に立てられた、単一で直立した巨石記念物(モノリスまたはメガリス)。
「メンヒル」という単語は、フランス語経由で19世紀の考古学者に採用されたもので、ブルトン語の「長い石」を意味する単語に基づいている。

オーパーツ
それらが発見された場所や時代とはまったくそぐわないと考えられる物品を指す。「out-of-place artifacts」を略して「OOPARTS」とした語で「場違いな工芸品」という意味。

サマルカンド
中央アジアウズベキスタンの古都。
アムダリヤ川の支流であるザラフシャン川河岸にあり、機械・化学・綿花・絹・皮革関係の工業が行われる。ステップ気候から地中海性気候への移行部特有の抜けるような青空とモスクの色から「青の都」と呼ばれる。

フラクタル【fractal】
形の適宜な一部を取ってもそれが全体と似ている成り立ちをしていること。自己相似的。海岸線や雲の形にこの性質が見られる。

ロマネスコ
アブラナ科アブラナ属の一年生植物。カリフラワーの一種である。フラクタル形態の花蕾が特徴の野菜。

マリアッチ 【Mariachi】
メキシコを代表する楽団の様式。マリアッチによる音楽は、メキシコでは祭り、宴会、記念日、卒業記念などの時に親しまれている。2011年、ユネスコ無形文化遺産に登録された。

グアダルーペの聖母【西: Nuestra Señora de Guadalupe、英: Our Lady of Guadalupe】
カトリック教会が公認している聖母の出現譚の一つであり、メキシコで最も敬愛されている宗教的シンボルである。
1531年12月9日、メキシコ・グアダルーペインディオ、フアン・ディエゴの前に聖母が現れたとされる。
聖母は、司教に聖母の大聖堂を建設する願いを伝えるよう求めた。ディエゴは病気の親類の助けを求めにいこうとしていたため、話しかけてくる聖母をふりきって走り去ろうとした。すると聖母は彼を制止し、親類の回復を告げた。ディエゴが戻った時、病気だった親類は癒されていた。聖母に司教へしるしとして花を持っていくよういわれたディエゴは、花をマントに包み、司教館に運んだ。司教館に花を届けた際、ディエゴのマントには聖母の姿が映し出されていた。

ディスクール【discours】
言語・文化・社会を論じる際の専門用語としては、「書かれたこと」や「言われたこと」といった、言語で表現された内容の総体を意味する概念である。英語では "discourse" が相当し、日本語では意訳して言説の語を当てることが多い。

ジェノサイド【genocide】
1944年、ユダヤポーランド人法律家のラファエル・レムキンによって創られた造語であり、一つの人種・民族・国家・宗教などの構成員に対する抹消行為をさす。

アスタ マニャーナ 【Hasta mañana
スペイン語で「また明日逢いましょう」

げんのう【玄能】
頭の両端にとがった部分のない金槌。石を割ったり、のみをたたいたりするのに用い、石工用と大工用がある。
玄翁 (げんのう) 和尚が殺生石を砕いたという伝説に由来する。「玄能」は当て字。「玄翁」とも書く。

すみつぼ【墨壺】
工具の1種。材木に直線を引いたり、建築現場で基準墨となる地墨や腰墨を引くために使われる。

ごくつぶし【穀潰し】
定職もなくぶらぶらと遊び暮らす者。無為徒食の者をののしっていう語。五穀潰し。

🔷辞書 13

けれんみ【外連味】
はったりを利かせたり、ごまかしたりするようなところ。

さいきかんぱつ【才気煥発】
すぐれた才知の働きが盛んに現れること。

へいたん【兵站
戦闘部隊の後方にあって、人員・兵器・食糧などの前送・補給にあたり、
また、後方連絡線の確保にあたる活動機能。ロジスティクス

ありてい【有り体】
ありのまま。うそ偽りのないこと。世間並み。

かまち【框】
窓や障子などの周囲の細長い枠。
床などの板の端部を隠すための化粧横木。

がいこうは【外光派】
《(フランス)pleinairisme》
19世紀後半のフランス絵画の一派。
スケッチから完成画まで戸外で描き、自然の光・空気を画面に再現しようとした。

ブリーフィング【briefing】
簡単な報告・指令。報道機関などに対して行う簡単な事情説明。

アバンチュール【(フランス)aventure】
冒険。恋の冒険。火遊び。

アブストラクト 【abstract】
抽象芸術。1910年ごろから起こった芸術運動。描く対象に関する説明的要素を排除し、線・面・色の配合によって造型的に再構成するもの。摘要。抄録。

スキーム【scheme
「枠組みを伴った計画」や「計画を伴う枠組み」のこと。 例えば企業の事業計画は、事業の枠組みを表す計画であることから、事業スキームとも呼ばれる。

【三大発明】
ルネサンス期ヨーロッパの羅針盤・火薬・活版(かっぱん)印刷術の三つの発明。
いずれも中国起源のものの改良・実用化であるが、以後の西洋社会に大きな影響を与えた。

大陸間弾道ミサイル
(intercontinental ballistic missile, ICBM
有効射程が超長距離で北アメリカ大陸ユーラシア大陸間など、大洋に隔てられた大陸間を飛翔できる弾道ミサイル

コンシューマーゲーム和製英語 consumer game】
コンシューマー(消費者)である個人や一般家庭による直接購入を前提に作られたゲーム機やゲームソフトによるBusiness to Consumer(BtoC)形態のコンピュータゲームを指す業界用語。 俗称として家庭用ゲームとも呼ばれる。

コンバーター【converter】
(電気の)交流を直流に変換する装置。整流器。回転変流機。コンバータ。→インバーター
信号やデータの形式を変換する為の装置、ソフトウェア。

しゅうげん【祝言
祝いの言葉。賀詞。祝詞。祝辞。
祝い。祝儀。結婚式。婚礼。

こうがん【紅顔】
年が若く血色のよい顔。「紅顔の美少年」

かんこ【歓呼】
喜んで、大きな声を上げること。

口に蜜あり腹に剣あり
《「唐書」李林甫伝にある、唐の宰相、李林甫を評した言葉》
口ではやさしいことを言うが、心の中は陰険であること。

わざとらしい【態とらしい】
いかにも意識していたようで不自然である。

はつすずめ【初雀】
元旦のスズメ。その鳴き声。《季 新年》

しゅさい【守歳】
大みそかに夜明かしして新年を迎えること。《季 冬》