☆エリスの備忘録

個人的に読み返すための備忘録。一応公開用。

🔷辞書 10

さいのかわら【賽の河原】
冥土の三途の河原。死んだ子供が父母供養のため石を積んで塔を作ると、鬼がそれを壊すが、地蔵菩薩に救われてまた石を積むという。
いくら続けても、あとからあとから崩される、むだな努力のたとえ。

こうげんれいしょくすくなしじん
【巧言令色鮮し仁】
言葉巧みで、人から好かれようと愛想を振りまく者には、誠実な人間が少なく、人として最も大事な徳である仁の心が欠けているものだということ。
論語・学而』『論語・陽貨』から。

しょうびのきゅう【焦眉の急】
危険がひどく迫っていること。状況が切迫していること。

じゅそ【呪詛/呪咀】
《古くは「しゅそ」》
神仏や悪霊などに祈願して相手に災いが及ぶようにすること。呪うこと。

しうんえい【紫雲英】
レンゲソウのこと。

しうん【紫雲】
紫色の雲。念仏行者が臨終のとき、仏が乗って来迎 (らいごう) する雲。吉兆とされる。

いわんや【況や】
言うに及ばず。もちろん。まして。

きょくえい【旭影】
朝日の光。

ほうえん【烽煙/烽烟】
のろしの煙。のろし。

きおう【既往】
過去。また、すんでしまった事柄。

しょうふだ【正札】
掛け値なしの値段を書いて商品につけた札。

かんわきゅうだい【閑話休題
文章で、余談をやめて話を本題に戻すときに、接続詞的に用いる語。
それはさておき。あだしごとはさておき。

まっせきをけがす【末席を汚す】
集まりなどに出席したり仲間に加わったりすることを、へりくだっていう言い方。
この場合、「汚す」を「よごす」とは読まない。

とそううひ【兎走烏飛】
歳月のあわただしく過ぎ去るたとえ。月日の速く過ぎるたとえ。
「烏」は日(太陽)、「兎」は月を意味し、転じて、月日・歳月のたとえ。
太陽に三本足の烏がすみ、月にうさぎがすむという中国古代の伝説による。「烏飛兎走うひとそう」ともいう。

いちようらいふく【一陽来復
冬が終わり春が来ること。新年が来ること。また、悪いことが続いた後で幸運に向かうこと。陰の気がきわまって陽の気にかえる意から。冬至のこと。

人口に膾炙(かいしゃ)する
《膾 (なます) と炙 (あぶりにく) とが、だれの口にもうまく感じられるところから》
人々の話題に上ってもてはやされ、広く知れ渡る。

かかずらう【係う/拘う】
かかわりあいを持つ。かかわりあって離れられない状態になる。関係する。
気持ちや考えがそこにひっかかって離れなくなる。こだわる。拘泥する。
現世につながれる。生き長らえる。

じっぱひとからげ【十把一絡げ】
いろいろな種類のものを、区別なしにひとまとめにして扱うこと。また、一つ一つ取り上げるほどの価値がないものとしてひとまとめに扱うこと。

しんきん【宸襟】
天子の心。「陛下の御宸襟を安んじる」

七十二候「水沢腹堅(さわみず こおりつめる)」
沢の水が厚く凍る頃のこと。

まにまに【随に】
他人の意志や事態の成り行きに任せて行動するさま。ままに。まにま。
ある事柄が、他の事柄の進行とともに行われるさま。

しゃらくさい 【洒落臭い】
きいた風をして生意気だ。分(ぶん)にも似ずしゃれたまねをする。

しょうをいんとほっすればまずうまをいよ
【将を射んと欲すれば先ず馬を射よ】
相手を屈服させる、または意に従わせるようにするためには、まずその人が頼みとしているものから攻め落としていくのが良いというたとえ。
目的を達成するためには、まず周辺から片付けていくのが成功への早道という意味。

のうぜんかづら【凌霄花
(Campsis grandiflora)
ノウゼンカズラ科の落葉性のつる性木本。夏から秋にかけ橙色あるいは赤色の大きな美しい花をつけ、気根を出して樹木や壁などの他物に付着してつるを伸ばす。
中国原産で平安時代には日本に渡来していたと考えられる。夏の季語。
正岡子規の俳句に「家毎に凌霄咲ける温泉(いでゆ)かな」がある。

ほうろく【焙烙】
素焼きの土鍋の一種。形は平たく低温で焼かれる。炒鍋(いりなべ)ともいう。

さなえづき【早苗月】
陰暦5月の異称。さつき。《季 夏》

デバッガー【debugger】
コンピューターで、プログラムのバグを取り除く(デバッグする)作業をする人やそのためのプログラム。

ダンピング【dumping】
不当廉売。

プロトコル【protocol】
手順。